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東京シューレ葛飾中学へ見学へ行って感じたこと

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2月4日に、東京にある東京シューレ葛飾中学校に見学に行かせてもらいました。

以前、日記でも書いた、北海道のシュタイナー学園もそうですが、今までにない新しいタイプのすごく素敵な学校です。

何が違うのかというと、「子どもがつくる学校」をテーマに、
フリースクールから生まれた「子ども主体の学校」であることです。

今日は、そこで学んだことを書かせていただきます^^

もともと不登校の子達が通っていたフリースクールですが、
現在の学校制度への疑問や、本当に大事なことって何かという思いから、

「じゃあ、もう自分たちで学校を作っちゃおう」と。

こうして生まれたのが、この葛飾中学です。

入学の条件は「不登校であること」です。

おもしろいですよね^^

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実際に見学させてもらい大きく感じたのは、

子ども達の「自主性(主体性)」と「活気」でした。

この学校には、子どもの主体性を育む様々なプログラムが組み込まれています。

実際に評議会を開き、子ども達の意見を取り入れていくことで、
子ども達自信も自分達の学校だという気持ちがあることを感じました。

体験学習はもちろん、行事なども子どもたちが会議を持ち積極的に学校づくりに関わっています。

校舎は、元小学校の校舎を利用。

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各学年40人、1~3年生全校で120人のアットホームな学校です。
学校生活の基本になるグループを「クラス」ではなく「ホーム」と呼んでいます。

先生も、この学校では「先生」ではなく、「スタッフ」と呼び、
名前やあだ名で呼び合っているそうです。

スタッフと子どもが上下の関係ではなく
1人の人間として一緒に考え合いながら物事を進めているそうです。

 実際に見させていただいて、その子ども達と先生との雰囲気も素敵だなと感じました^^

<教室の様子>

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 <さまざまなスペース>

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 元小学校の校舎をそのまま活かしている部屋もあれば、大胆(だいたん)に改装した
部屋もあります。全体的に普通の学校に比べ、やわらかい印象でした。

みんなでペンキを塗った部屋、ロッカーをつくって置いた部屋、
壁を取り払った部屋などなど。フリースクールの頃の良さを引き継ぎ、
活かした部屋もありました。

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(左)がフリースクールでも生徒たちに好評だったでこぼこルーム。
(右)は、最初集団の中に馴染めない子のための、個別の学習ルームです。

自分にあった過ごし方、ペースが尊重されています。

大勢の中で過ごしたい人、
少人数で過ごしたい人、それぞれが安心できる過ごし方を大切にしています。
机の形などもこだわりがあります。

<部活動などのスペース>

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子ども達が楽しみにしている時間、それ活(部活動)もたくさんあります。

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子ども達が作った多くの作品が学校のいたる所で見れました。

中でも、僕が一番、注目しているのが「プロジェクトの日」という、

子どもたちが、1年間を通して興味のあるもの、
ワクワクするものを自由に研究し、
学ぶ学習がカリキュラムの中に組み込まれていることです。

本来、勉強することって面白いはずなんです。現在の学校ではどうしても、
「やりたくないものをやらされている感」というものがあります。

受け身の授業になってしまうんですよね。

でも、それじゃいけないと僕は思っています。

 

自分の興味のあることって、「やるな」と言われても、
みんな無意識に勉強しちゃいますよね。

勉強ってそこから出発しなきゃダメだと僕はいつも思ってます。

葛飾中学では、例えば、音楽(バンド)や、アウトドア、ものづくり、写真、パソコン、映画、動物、服など本当に色んなジャンルの好きなことをそれぞれが研究し、最後にみんなの前で発表します。で、そのクオリティがすごい。

旅好きの子は軍艦島に旅に行ったり、パソコン好きの子は自分でプログラミングを作ったり、服などを自分で作ってきたり、本当に中学生か?って思うくらい、のハイレベルなものなんですね。

1つのグループごとに、スタッフを始め、分野によっては、
専門の講師として地域の方々を招いて行っているとのことでした。

これって、すごいことです。

校歌は、子どもたちが作曲したそうです。

 

「興味・関心」とうのはつまり「才能」なんです。

人って絶対、何か1つはその人の才能というものがあるんです。

例え、学校になじまなくても、本当に好きなことをしている時、
人ってすごい力を発揮します。

そこを磨いていくことで、社会とつながっていけるし、
その才能は多くの人の役に立っていくものになるって確信しています。

自分を愛することと、やりたいことをやれているということは、密接に関係します。

それだけ大事なことなんですよね。

うちの学校でも、自分の興味から出発する授業が出来たらなと考えています。

そんな授業があってもいいんじゃないかなって^^

葛飾中学の子を見ていてもう1つ感じたのは
生徒に「自主性」というものが、みなぎってるなと。

うちの学校も、もうちょっと生徒が主体的になれるものを
作れたらいいなと感じました。

何かものごとを決める時、もっと自分で考える力を伸ばす機会を
与えてやらなければと、

少し教師が何でもやってあげすぎていたなと反省しました。

これは、こちらに責任があるなと反省しました。

子ども達の主体性を大事にする教育は、
今後子ども達が社会とつながっていく上で、

自立する力、生きる力になる大切なものだと改めて感じます。

 

最後に、「葛飾中学の1年間の様子」ををビデオで見せていただきました。
(これも、生徒がナレーション、インタビューしています)

卒業式の日に、

「自分は不登校になってよかった。
自分にとってここはかけがえのない場所です」って泣きながら、
発表してる女の子が印象的でした。

この言葉がすべてを表していると思います。

彼らがここを出る時に、「ここ来てよかった」と思える場所に。

胸をはって「この学校を卒業したんだと言える学校に。

それが私の願いです。

不登校というとどうしても暗いイメージがありますが、
葛飾中学の子ども達が、なぜこんなに元気になるのか。

それは、この学校の理念と子ども達と関わる先生方、
そして地域の方々の温かい理解、ご協力があるからこそだと思います。

 

子ども達にも、地域の方にとっても、
ここがかけがえのない場所になること。

そんな教室作りが私たちも出来たらなと、今回の研修を通して感じました。

 

卒業式まで一ヶ月、残り自分にやれることを考えていきたいです。

東京シューレ葛飾中学 

奥地圭子先生、スタッフ皆様ありがとうございました^^

 

チャレンジスクール三重 

松葉 謙

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